デザイン
迷った時は基本にもどる
お付き合いが長い方だと、ご依頼いただく時に必要最低限の条件だけで、あとは毛利さんに任せるよ。と言っていただける時があります。 信頼してもらえるのも嬉しいし、自由にデザイン出来るのも嬉しい。それでも本当に好き勝手にデザインするのではなく、 あの方ならこういうデザインが好きだろうと想像して、ブランディングに沿ったアイディアを練り込んで形にしていきます。まずは基本に沿った形にしてから、 どう崩すか?どう遊ぶか?と机に向かってアイディアを練りラフデザインを重ねていきます。 途中、違和感を感じたら一度そこまでの作業は捨てて基本のレイアウトに戻してしまいます。一旦仕切り直すのです。 デザイナーとして、この仕切り直しの判断がとても難しい。どうしても時間を掛けてここまで形にしたのに勿体ない!と思ってしまうのです。しかし、そこで一旦基本の形に戻してみると不思議!ぱっと違う形が見えて良いデザインに纏まることが多いのです。 若い時はこれが出来ませんでした。軸のないデザインを何時間もこねくり回し結局ボツ。おそらく若いデザイナー”あるある”かと思います(笑。 すぐにアイディアを捨てられるというのもスキルのひとつなのでしょう。